手すりの設置
手すりを設置することで、足腰への負担が軽減され、安全な歩行が可能になります。
椅子からの立ち上がりや階段の昇降時には、手すりが重要な役割を果たします。
手すりを利用することで、足腰が弱い方への補助となるため、移動の動作を容易にし、日常生活の自立を支援します。

浴室の手すり
浴室では立ったり座ったりする動作が多いため、手すりをつけることで体に負荷をかけずに動くことができます。またとても滑りやすいので適所に手すりがあれば転倒防止につながります。
手すりの種類
浴室の手すりには大きく4種類あります。また、ユニットバス用とタイル用があります。
I型手すり

L型手すり

横型手すり
オフセットタイプ

出隅タイプ

縦型手すり
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滑りやすい洗い場では、横手すりを設置すると浴室内を安全に移動することができます。

浴槽をまたいで出入りする際は、体のバランスを崩しやすく不安定な状態となります。浴室の縁の真上に縦手すりを設置すると体を支えてくれるので安全に出入りできます。
L型手すり
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L型手すりは縦手すりと横手すり両方の役割を1つで果たせます。
L型手すりを浴槽付近に設置すると、浴槽に出入りする際の立ち上がる動作と、浴室内での移動両方に役立ちます。
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オフセットタイプ


水に濡れた浴室の出入り口は滑りやすい場所です。
オフセットタイプはドアの近くに握り部が位置する形状のため、握りやすくしっかり体を支えながら浴室へ出入りできます。
出隅タイプ


脱衣室側のドア縁や柱などの
出隅部分に取り付けることができます。出入口付近はドアの開閉の際、体のバランスを崩しやす いため、手すりを設置すると体を支えられるので安心です。
玄関の手すり
玄関での動作の中では、上り下りのほかにも、靴の着脱や靴を履いて外へ出るまでの移動など、足腰の弱い方にとって困難な動作があります。玄関に手すりがあれば、「段差の上り下り」
「靴の履き替え」等の動作をサポートできます。
玄関内の歩行安定に繋げる事もでき、高齢者や要介護者の事故防止に役立ちます。
踏み台と手すり


段差が高く昇降動作が困難な場所に踏み台を設置することで段差の解消を行い、昇降動作が楽になります。また手すりも併せて取り付けることでさらに安全に上り下りが可能になります。
縦手すり


玄関の段差部分に縦の手すりがあることで昇降が容易にでき、靴の脱ぎ履きなどで体のバランスを崩して転倒してしまうのを防ぐことができます。
横手すり
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横手すりは玄関での歩行をサポートしてくれます。段差に合わせて手すりの位置を変えたり、斜めに設置することが大切です。
土壁への手すり取付


土壁への取り付けは強度が弱いため直接土壁に取り付けるこ とはできません。しかしながら、補強板を用いたり柱に取り付けることで、施工が可能になります。